言葉のニュアンスに注意

弁護士に相談する場合、その問題がどの程度の期間で解決が見込めるのかも確認しておきましょう。なぜなら、弁護士によっては問題が解決しない間も顧問料として毎月定額を請求してくることがあるからです。

顧問料についてはそれほど触れずに、成功したときのみ成功報酬として数パーセントを謳う弁護士事務所もありますので、事前によく確認しておきましょう。もしも長引きそうな案件の場合には弁護士費用が最高でいくらまで予算として取り分けられるのかもしっかりと計算すべきです。

また、弁護士との話し合いの際に注意したいのは一般的な言葉の感覚と法的な専門家の用いる際の言葉の感覚が異なるということです。例えば、「獲得」という言葉ですが、一般的に獲得といえば債権回収が成功してお金が戻ってきた状態のことをイメージするでしょう。

しかし、弁護士にとっては支払い命令を獲得できたことを指し、実際にお金の回収が成功した状態を指していないこともあるのです。こうした言葉の解釈によって報酬の支払いのタイミングや、支払額が大きく認識の隔たりができてしまうことがありますので、この明確な言葉の定義も最初にしっかりと確認しておくことが必要といえるでしょう。

成功報酬はいつ支払うか

弁護士費用を検討する上で注意したいのは、回収できないことがあったとしても弁護士費用は支払わなければならないこともあるということです。多くの場合、弁護士は成功報酬として回収額の何パーセントかを報酬として求めますが、この成功というのは全額返済が完了してからを意味するのではなく、あくまで債務者が返済に同意して返済計画に従うことを約束した段階が当てはまります。そのため、万が一その約束も債務者が履行しない場合は、回収も実際にはできていないのに弁護士からは成功報酬の請求が来るという事態になるのです。

そこで弁護士に相談する際に確認しておいた方がよい事柄として、債務者との和解が成立すれば実際の返済が完了していなくても成功報酬として支払いをしなければならないのかという点が挙げられます。しかし、多くの場合は、成功報酬のタイミングや条件は弁護士の法から丁寧な説明があるはずです。

万が一当初の説明にないことや、話が違うと感じたらそのまま支払わずにその弁護士の所属する弁護士会に問い合わせてみるのが良いかもしれません。いずれにしても、味方であるはずの弁護士と争うような事態はぜひとも避けたいところですので、お互いのために報酬の話は詰めておきましょう。

債権回収とは

債権とは貸したお金を請求する権利のことです。貸した側を債権者、借りた側を債務者とも呼びます。さて、貸したお金が貸した当初の約束通り計画的な返済が行われれば問題はないのですが、時に返済が滞ってしまうことがあります。うっかり返済が遅れてしまっているのであれば大きな問題にはならないかもしれませんが、もしも債務者の側に悪意がありそのまま返済を免れようとしているとしたら問題は複雑になります。多くの場合、当事者間での平和的な話し合いだけでは解決は難しくなってしまうでしょう。そこで、早期に弁護士に相談することができます。

債権回収を自分で行うようになると、その都度ストレスがかかりますし、膨大な時間もかかります。悪質な債務者の場合は、逆に債権者を恫喝するようなこともあるでしょう。そうした事態を避けるためにも弁護士に介入してもらうのはよい方法といえます、弁護士は専門的な法律の知識を駆使しながら話し合いが無駄にならないようにさまざまな方法で債権の回収に当たることができます。

債務者にとっても、自分の資力を再度真剣に検討し、借りた額を返済するための具体的な方法を考える機会ともなりますので双方にとって良いといえるでしょう。ただし、注意しなければならないのは、弁護士に依頼するのにもお金がかかるという点です。ですから弁護士に相談して介入してもらう時点で、いくらくらいのお金がかかるのか、いつ、どのような条件で支払いとなるのかという細かな点も確認しておくことが不可欠です。